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将来を生き抜く力
自己肯定感を育てる保育園皆さまは、子どもが生きていく上で、幸せに育つために一番大切なのは何だと思いますか?
私は自分の現場人生の中で「自己肯定感」はないかなと思っています。自己肯定感とは「自分は生きているだけで価値がある」「自分は大切な存在だ」と感じる気持ち。
自分の存在価値への自信のことです。自己肯定感が高いと、1つの事で失敗してもポジティブに捉えて何度でも立ち上がり乗り越えていけますよね?
しかしながら、自己肯定感が低いと「何をやってもダメな自分だ」「どうせ自分なんて」と自信を持てなくなります。また、自己肯定感は別名、幸福感とも呼ばれています。
幸福感が高いと、例えばですが貧しくても、勉強ができなくても、 一流企業に入っていなくても、いつも自分に対して幸せだと感じことができるので、その人の生涯は幸せに満ちた人生と言えます。こどもヶ丘保育園ではこの「自己肯定感を育てる保育」にもっとも着目し
「将来を生き抜く力=人間力」に繋げる保育を行っております。
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手のかかる時期に丁寧に育てれば育てるほど
将来、大輪の花を咲かせることができます乳幼児期に心が形成されていく過程として心のピラミッドというものがあります。
おおよそ0~3歳で「自己肯定感」が育ち、この気持ちを土台として「ルールやしつけ」が身に付くのがおおよそ4~6歳、さらにこの自己肯定感としつけを土台として初めて身につくのが「学習・勉強」であり7歳頃からと言われています。
こどもヶ丘保育園では子どもたちの心の育ちを大切に見守り、目に見えない能力((数字では測れない非認知能力(忍耐力・社会性・意欲など)を先に育て、その上で目に見える能力(テストなどで計測できる認知能力)を育てることを目指しています。
それでは「目に見えない能力・非認知能力」はどうやったら育つのでしょうか? 心の根っこを地道に丁寧に育てることです。具体的には0~3歳くらいのうちに、不安な時に抱っこやおんぶを求めるアタッチメント(愛着)や他者への基本的信頼感を形成し、「自己肯定感」という何物にも揺るがない心の土台を作ることです。
目に見える力になるまでは時間がかかるけれど、一度身につくと一生消えない確かな力、それがその子にとってのかけがえのない「心の財産」になっていきます。